日本のものづくりを北九州から改革

創業事業であるプリント基板分野を中心にしたPCB事業に加え、
センサ事業・ライティング事業、分子接合事業の現在4事業で事業推進をしております。
これまで各事業ごとで業務を進めておりましたが、開発部を設立し開発案件を4事業部一本化体制としました。
今後はこれまで4つの事業で培ってきたネットワークを最大限発揮し、幅広いニーズにお応えできる様に取り組みを進めていき、お客さまのニーズに応えていきたいと考えております。
これまで協力体制を培ってきた開発・生産の協力会社様と 今後ともより良い関係を構築して行きます。

開発実績紹介

開発部の誕生秘話

すべては、求人広告からはじまった

「センサ事業部・立ち上げスタッフ求む」
大手電気機器メーカーを辞めて半年が過ぎた田代勝治(現・開発部長)が目をとめたのは、求人雑誌の1ページだった。
「豊光社?確かプリント基板の会社のはずだが…」。
前職時代、直接ではなかったが、つきあいのあったその企業名が興味をひいた。
「とにかく、おもしろそうだ」。田代は、豊光社の門をたたいた。
応募してきた田代の、「熱血スポーツマン」を思わせる第一印象に、倉光宏(豊光社社長)は、頼もしさを感じた。
業務用の情報機器・システム開発を手がけてきた職歴にも、お客様との技術折衝力がうかがえた。
「技術開発主導型の企業をめざしたい」。倉光は、夢を語った。
じつは、開発案件のオファーは、既に入っていた。
「では、さっそく取りかかりましょう」。
あれこれ言っている暇があれば、体を動かす、頭を働かせる。
豊光社の開発部門は、初日から体育系のノリでスタートした。

精鋭が揃い、「技術開発主導型企業」へ

それから、15年近くが過ぎたが、「社長のことばは本当だったな」と、田代は述懐する。
豊光社は、次世代製品を開発して、センサ事業に加え、ライティング事業(次世代エコ照明CCFL・LED製造・販売)部門を立ち上げてきた。
開発担当技術者としては、篠原長勇喜、そして野末好洋が加わった。
2014年には、これまで各事業部に置いていた開発部門を一本化し、開発部を設立。
これにより3事業で培ってきた技術を融合・統合し、いっそう幅広いニーズに応えることができる「技術開発主導型企業」への歩みを開始した。
さらに川野亮輔が入社し、精鋭4名の部に。
きわめて小さな所帯ではあるが、役職者を含め36名の企業としては、充分に本気度がうかがえる陣営となった。
「世界初となる電流センサ等、オンリーワン商品開発に挑みたい」。
ものづくりの街・北九州市の小さな技術開発型メーカーが見据えるのは、つねに「世界」である。

主な開発実績一覧

案 件
内 容
状 態
ICタグR/W 微弱型から認定必要クラスまでのR/Wの開発 1Wレベルまで
非接触直流電流センサ 微弱な磁界を測定する技術により、直流磁界から非接触にてµAレベルの直流電流を測定 picsorブランドで事業化
デジタルカメラの手振れ防止 微弱型から認定必要クラスまでのR/Wの開発 某大手カメラメーカーの委託開発
超低周波LCRメータ 電気インピーダンスを1Hz以下の超低周波で測定可能な機器開発 化学材料の特性差を検出
製紙工場のライン用の紙厚制御センサ 微弱型から認定必要クラスまでのR/Wの開発
AC電源のI0r漏電監視 微弱直流電流検出のコア技術を利用した漏電検出
特殊照明の開発 CCFLやLEDを使用した各種照明商品の開発